事業概要

事業実施の背景

東濃地域全体の課題

①短期的課題

人口減少および高齢化に向けた対応

人口減少や労働力の減少に伴い、当地域の公共交通は利用者の減少や運転士不足等による、バス路線の廃止や便数の減少等の問題が進行している。
また、運転手の高齢化により現状の路線や運行本数を維持することが困難になりつつあり、交通空白地の移動手段の確保、運転士不足の解消、事業収支の改善など、様々な課題を抱えている。

中期的課題

リニア中央新幹線開業に伴う新しい地域づくり

中津川市は2034年以降に開業予定であるリニア中央新幹線の岐阜県駅開業予定地となっており、その効果を最大化するためには、岐阜県駅周辺の交通機能の充実が課題であるが、短期的課題に記したように少子高齢化に伴うバスの運転手、働き手不足等が当面続く環境下において、岐阜県駅の交通ハブ化やシームレスな二次交通確保、持続可能なエコシステム構築を実現する必要があり課題となっている。

これまでの取り組み

国土交通省「令和6年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 (自動運転社会実装推進事業)」の採択を得て、各市におけるレベル4自動運転の実装に向けた課題の検討及びリスクアセスメントの実施や自動運転の実装に至るロードマップの作成等を実施。


先行して自動運転実証に取り組んでいた中津川市においては、レベル2自動運転の公道走行の実績やノウハウを蓄積。


政府目標である「2027年度100か所以上で自動運転移動サービス実現」と連動し、岐阜県下での自動運転社会実装早期実現に向けて「東濃地域自動運転特区推進PT会議」や「東濃地域自動運転推進協議会」を立ち上げ公共交通におけるレベル4自動運転移動サービスの社会実装を最重要施策と位置づけ取り組んでいる。

目的と目標

目的

既存地域交通を維持・確保しつつ、リニア開業を見据えた地域交通網の更なる拡充と持続可能なエコシステム構築を実現する。


既存の公共交通サービスにおける運転手不足や高齢化などの地域交通課題を解決し、高齢者を中心とした住民の移動手段を確保する。

目標

①短期的な目標

•運転手不足解消および地域公共交通の維持・拡充。
•各地域内における雇用創出。
•限られた人材とモビリティ毎に役割を分け運用する事による公共交通の最適化。


②中長期的な目標

•リニア中央新幹線岐阜県駅開業に伴う駅周辺の交通ハブ化やシームレスな二次交通確保実現。
•モビリティを中心としたデータ利活用による持続可能な新たなサービス創出とエコシステム構築。

交通課題と課題解決により期待される効果

団体共通

課題

〈短期〉
人口減少および少子高齢化による運転手・働き手不足。各地域公共交通の維持、二次交通の課題が顕在化している。


〈中長期〉
岐阜県駅周辺の交通機能の充実と交通結節点による交通網と体制構築。

解決により期待される効果

〈短期〉
運転手不足解消および地域公共交通の維持・拡充。各地域内における雇用創出。限られた人材とモビリティ毎に役割を分け運用する事による公共交通の最適化が期待できる。


〈中長期〉
岐阜県駅開業に伴う駅周辺の交通ハブ化やシームレスな二次交通確保実現。また、モビリティを中心としたデータ利活用による持続可能な新たなサービス創出とエコシステム構築が期待される。

恵那市

課題

◉公共交通での観光回遊性が低いことによる観光客数の低迷・伸び悩み。
◉岩村地域でのデマンド型運行の利用者数の低迷。

解決により期待される効果

◉高頻度・高密度輸送による新たな人流の機会創出。
◉地域内移動手段の選択肢の増加による観光回遊性の向上および観光地としての魅力度向上。
◉観光庁と連携した観光MaaSのサービス検討の創出。

多治見市

課題

◉自家用車依存・公共交通網の縮小に起因する公共交通の利用率減少・外出機会の減少。
◉公共交通の利便性が低いことによる住民の流出および流入減。

解決により期待される効果

◉ラストワンマイル輸送による外出機会の増加・幹線公共交通の利用率増加。
◉公共交通の拡充・利便性向上と自治体の支援施策による住みやすい街として発展する事による子育て世帯や高齢者世帯等の住民の流入期待。

中津川市

課題

◉令和7年 秋開通予定である神坂スマートインターチェンジから近隣観光地(馬籠宿等)への新規アクセス確保。

解決により期待される効果

◉高頻度・高密度輸送による新たな人流の機会創出。
◉高速バスと連動した地域内二次交通の選択肢増加による観光回遊性の向上および観光地としての魅力度向上。
◉観光庁と連携した観光MaaSのサービス検討の創出。

瑞浪市・土岐市

課題

◉土岐市立総合病院と東濃厚生病院の統合による新病院が令和8年2月開院予定であるが、既存の公共交通機関がないため近隣からの新規アクセス確保と道路環境状態からの交通整理・検討。

解決により期待される効果

◉新たな地域医療拠点創設に対応するためのルート増設による生活の足の確保。
◉病院へ行くまでのハードル軽減
◉モビリティと病院のデータ連携による医療MaaSサービスの創出。

下呂市

課題

◉東濃地域中心かから飛び地となっている事も影響し公共交通での観光回遊性が低いことによる観光客数の低迷・伸び悩み。
◉下呂駅~下呂温泉病院ルートは観光・商業施設や医療機関を含んでおり地域住民および観光客への往来が期待できる一方、利用可能な公共機関が少なく住民の日常生活や観光客の幅広い移動需要を十分に満たせていない。

解決により期待される効果

◉高頻度・高密度輸送による新たな人流の機会創出。
◉地域内移動手段の選択肢の増加による観光回遊性の向上および観光地としての魅力度向上。
◉観光庁と連携した観光MaaSのサービス検討の創出。
◉病院へ行くまでのハードル軽減。
◉モビリティと病院のデータ連携による医療MaaSサービスの創出。

L4自動運転稼働サービス実装に向けたロードマップ

今年度の事業実施スケジュール